「自分の死後を任せられる人がいない」そんな不安に応える

「自分が亡くなったあと、誰が片付けてくれるのだろう…」

そうした不安を抱く方は少なくありません。近年は単身の方や、家族と疎遠な方からのご相談が増えています。

今回ご紹介するのは、死後事務委任契約によって安心を得られた70代女性の事例です。

この女性はご主人とは離別し、一人息子さんとは長年疎遠。ご兄弟とも仲が悪く、「自分の死後、葬儀や片付けを誰がしてくれるのか」と心配されていました。また、本心では「息子に遺産を渡したい」というお気持ちもお持ちでした。

そこで当事務所と死後事務委任契約を締結。

亡くなった後の事務（葬儀や役所手続き、遺体の引き取り、遺品整理など）を司法書士が責任をもって行う内容でした。

数年後、女性が通っていた病院から「予約時間に来られない」と当事務所に連絡が入りました。緊急連絡先として登録されていたため、司法書士がご自宅を訪問したところ、残念ながらお亡くなりになっていました。しかし死後1日ほどで発見できたため、速やかに必要な手続きに移ることができました。

その後、疎遠だった息子さんとも連絡が取れ、女性の希望通りに遺産を相続。県外にお住まいだったため、当事務所と遺産整理契約を結び、預貯金の解約・換金などを司法書士が代行しました。

「母が望んでいた形で見送れてよかった」と息子さんも安心された様子でした。

死後事務委任契約とは、生前に信頼できる人（司法書士など）と契約を交わし、亡くなった後の手続きや身辺整理を任せる制度です。

たとえば次のようなことを依頼できます。

契約をしておけば、「死後の手続きで誰にも迷惑をかけたくない」「頼れる人がいない」という方でも、安心して人生の最期を迎える準備ができます。

ご自身の希望に沿った“最後のサポート”を実現するのが死後事務委任契約です。

「一人暮らしで心配」「遠方の子どもに負担をかけたくない」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。

司法書士が、あなたの想いを形にするお手伝いをいたします。

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